2014年05月
なぜとうもろこし当日便を始めたのかというと、誰にでもできることであり、誰もしていないことだと思ったからです。
農業を始めて、とうもろこしを作って感じたのは、採れたてのおいしさです。
正直言って、野菜の味というのは、調理したものと比べて違いが分かりにくいです。
私とAさんが同じ品種の野菜を異なる栽培方法で育てたとしても、味の違いを分かる人は多くないと思います。
もちろん野菜の種類によっても違いの出が大きい少ないがあります。よく、イチゴ、メロン、トマトなどは、だれだれさんちのがおいしいと話題になります。
私が主に作っている、ねぎ、なす、ブロッコリーなどは、これじゃなきゃダメなの、と言って下さるお客様もいますが、総体的に違いが分かりにくい野菜だと思います。
ハウスを持っていない露地野菜農家の私が味で勝負できる野菜は何かと考えたら、とうもろこしが浮かんだのです。
とうもろこしの場合、味に影響を及ぼすのが鮮度です。
収穫されてからも呼吸をするので、糖として蓄えたエネルギーをどんどん消費してしまうのです。
理想としては、植物が活動を始める日の出前に収穫したものを食べるのがベストです。でもそれは自分で野菜を育てている人にしかできません。
なるべく理想に近い状態でお客様のもとへ届けるシステムを考え、この「朝採りとうもろこし当日便」にたどり着きました。
例えば、どんなにおいしいものがあるとしても、それが遠くにあり、自分のもとへ届く前に鮮度が落ちてしまえば、おいしさは失われてしまいます。
畑で収穫した時の状態を100だとすれば、なるべくその100に近い状態でお客様のもとに届けられるようにすることは、誰でも出来ます。後は、100の内容をどれだけ向上させるか。ここは技術と経験が必要となるでしょう。
今、私にできることは、早起きして収穫することです。これに関しては、農業歴5年ですが、自信があります。
サトルファームのモットーである、「農家の食品を、あなたの食卓へおすそわけ」ができます。
都会のアスファルトの中にいても、農家と同じものが食べられるのです。
栽培方法も私なりにこだわっています。
また、後日ブログでアップしたいと思います。
よろしくお願いします!