2015年11月
農業の6次産業化セミナーがあり、農産加工では知らない人のいない小池芳子先生の講演がありました。
先生はお年を召しておられ杖も持っていましたが、先進的な考えの持ち主で、これからは若い人や男性を含めた農産加工をし、法人化など大きく展開をして、海外進出を狙っていきなさいと言っていました。
商品に関しては、自ら勉強し知識と技術を身に付け、責任のあるものを作り自信をつけ、特産化、ブランドとしていくのが良い方向だと言いました。
さらにはジャムを味見すると「これは糖度が〇〇度だね」とか「これには〇〇が使われている」など、私たちがさすがと感心することだらけでした。
今日一番印象に残ったのは、私たちの加工品を試食したときに言った言葉です。
「香料を使うのは農家の加工品ではなく、業者のすることだ」
このようなことは依然訪れた長野の「永井農場」でも聞いたことがあります。
農家(生産者)であることの強みを生かす。
私もこのような考えでいます。
私の立ち位置は「農家」であって「業者」ではない。
これからもそれは変わりません。
その上で「農家」であるという甘えを捨て、どこに出しても恥ずかしくない自信のある商品と、その品質の安定に努める。
そのためには、自ら進んで学ばなくてはならないと感じました。
今は生産も加工も中途半端で、二兎を追う者といった感じですが、この二つがうまくつながるようにしていきたいと思っています。