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プロジェクトA(青なす)

2016年10月

以前ふれた「プロジェクトA(青なす)」がいよいよ陽の目を見ます。


まずは明日の県庁朝市で先行発売する「青なすのジャム」です。

こちらは同じく県庁朝市に出店している桶川市の「おはりや」の大塚ゆみ子さんにお願いして作ったものです。

「おはりや」さんは果樹のほかに野菜のジャムを作っており(両方とも自家生産です)、これならとお願いしたところ快く引き受けてくださいました。

7月から試作を始め、述べ14回を重ね今回の発売に至りました。

味もそうですが、重視したのが食感です。

形と大きさをどうするかが問題となり、形は四角で大きめにしてあるので、なすの感じが出ていると思います。

私も試作をいただく度に食べていますが、パンはもとよりヨーグルトにとても合うと感じています。

大きくて食べごたえがあるので、トロトロのヨーグルトとベストマッチです。

ラベルも「おはりや」さんに作っていただきました。

こちらは急だったので、変更があるかもしれません。


16.10.15青なすジャム改


16.10.15青なすジャム2


課題はジャムにする時期です。

あとの漬物のところでも述べますが、収穫時期によりなすの状態が違ってきます。

具体的に言うと、夏場は成長が早いので、みずみずしく中の果肉も柔らかいですし、秋になってくると成長がゆっくりになってくるので、身がしまってきます。


次は深谷市の「マルツ食品」さんにお願いしている味噌漬と奈良漬です。

昨年の試作は時期が遅くなすの皮が固く感じたので、今年は夏に収穫したものを使いました。

こちらはもう先週にほぼ完成していると報告がありましたが、今週は農作業が忙しく行けなかったので、来週頭に行ってきます。

味噌漬はけっこう漬かっていて、味は甘めで、群馬の「焼きまんじゅう」のようでした。

写真は先月行った時のものです。

1609.21青なす味噌漬・奈良漬


今回の「プロジェクトA(青なす)」は農農連携、農商工連携で「おさるキムチ」の6次産業化とは違った意味を持ちます。

持っていない技術を外部に頼むことで、加工のレパートリーが増えていきます。

それにより青果としての「埼玉青大丸なす」の認知度も上がっていくと思いますし、青なすで作った加工品でお歳暮のセットの販売も考えています。

こういう考えは今までのサトルファームになかったことです。


「おさるキムチ」は白菜作り、キムチ漬け、販売をすべて自分で行なってきました。

農作業との兼ね合いで、近年は加工との並立が厳しくなって、お客様の期待を裏切り続けてきました。


悪い例が「なすのオリーブオイル漬」です。

今年は本格的にやると業務用コンロとガスを用意したのですが、物置に眠ったままです。

「オリーブオイル漬」はできたら教えてくださいと言ってくれた人がたくさんいたので、チャンスを喪失してしまいました。

一番の農繁期に材料であるなすが多く取れます。

しかも品質は良いし、価格は安い。

加工には絶好のタイミングです。


来年は加工品の製造でも人を雇ってみようと考えています。

量を作っているわけではないので、都合のいい時間帯に何時間か、曜日も適当でいいです。

主婦の方などにお願いすればいいんだよと加工仲間の人からはアドバイスをもらいました。

今から言っておきますが、誰かいたら教えてください。


「おさるキムチ」が名実ともに自分の手を離れないと売り上げの増大はないと感じています。

また頼れる人が近くにいるのはありがたいことだと感謝しています。