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「焼きとうもろこし祭り」日記

2014年06月

14.6.21焼きとうもろこし祭り

今日は地元の直売所「あおぞら館」で焼きとうもろこし祭りを行ないました。

参加メンバーは私を含めて7名の若手有志と直売所の会長、副会長の9名でした。

目的は焼きとうもろこし自体の販売ではなく、直売所の入口で香ばしい匂いを出すことにより、
青果としてのとうもろこしの販売促進を図ることにあります。

実際、価格は青果の価格とほぼ変わりません。
これがいいかどうかはメンバー内でも議論されるところです。

さて、ここからは実際の様子を少し話したいと思います。

まず、9時の直売所の開店と同時に焼きとうもろこしも始めました。
ただ、私もそうですが、メンバーは収穫、包装してから直売所に品物を持って来ますので、
9時に皆がそろうことは難しいです。

日の出とともに収穫を開始しても、中には(市場出荷も含めて)100箱以上出荷する人もいますので、
とてもじゃないけど間に合いません。

それとお昼を食べた後に眠くなります。
普段は昼寝をとることもありますし、ちょうどお昼時はお客さんの足も止まるので、
一気に眠気が押し寄せてきます。

午後も3時近くになると、売れ行きが気になります。

「あおぞら館」に出荷するとうもろこしは当日収穫したもので、
売れ残りは生産者の引き取りと決められています。
ですから、売れ残りは廃棄処分と同様です。

現在、3時から(すべての生産者ではないですが)、
1商品につき50円引きのタイムセールを行なっていますが、
それでも売れ行きが悪い時もあります。

普段私たちは常時直売所にいるわけではないので、
こういう機会にお客様に商品説明などのアピールをします。

それで、本日の結果ですが、
焼きとうもろこし用に用意した300本は完売です。
青果の方は、贈り物などに使われることが多い箱(2L13本入り)は完売、
袋入りのものが僅かに残っただけでした。

後片付けをして、今回はこうだった、次回はこうするかと、
簡単に話し合って解散です。

後日、反省会を設けます。


私個人の感想ですが、単純に労働の利益のみを考えると畑で作業をした方がいいと思います。

ですが、イベントを生産者と消費者が直接触れ合える場と考えると、
短期的な利益ではなく、長期的な利益につながると思います。

とまあ、ここまでは建前で...

私たちは規模の大小はあれ、個人事業主ですから、基本的には自分の家の仕事をします。
まあ、自分の畑で自分の育てた野菜を収穫し、出荷するわけです。

他の人と共同作業をすることはほどんどないわけです。

人によって感じ方は違いますが、寂しがり屋の私には孤独がつらく感じることがあります。
だから、みんなが同じ意識を持って頑張るこのようなイベントは、
普段の仕事とは一味違ったものに感じます。

ざっくばらんに言うと息抜きです(きちんと仕事はしてますよ)。
農家としてどうかと思うのですが、野菜のみに向き合っていることができないのかもしれません。

でも、これが私の農業のスタイルなんですね。

今日は仲間と楽しく仕事ができてうれしかったです。

また来年もやりますのでよろしくおねがいします!