2016年08月
ブロッコリーが植えられない。今年の夏はこれに限ります。
8月中旬から台風の影響で雨が続き畑が乾きません。
先日の台風10号は当地においては予想より被害が出ませんでしたが、未だに畑に入れない状態です。
9月に入り天候も回復するとのことですが、例年の半分の日数で同じ数の苗を植えるのは厳しいものがあります。
昨年、一昨年も雨に苦しみましたが、今年はそれ以上に苦しい状況です。
その前の年は、植えてから雨が降らず、苗に水やりするのが大変だったことを思い出します。
毎年のことですが、あらためて農業における天候の重要さを感じます。
以下は台風10号前の畑の様子です。
東北地方に甚大な被害を及ぼした台風ですが、当初は関東中心部を直撃するはずでした。
台風前からこの状況だったので、一時はどうなることかと思いました。
8月中に定植できなかったということは、その分収穫が遅れるということです。
いつもなら、8月中に植えたものが約2か月して、10月中旬くらいに収穫できます。
今年は間違いなく10月には収穫できません。
そうすると10月の仕事がなくなってしまいます。
農業と雇用の問題はこのようなところにも表れてきます。
家族経営なら受容できることも、雇用労働力を使う場合は、雇う方も雇われる方も安心して仕事をすることが難しくなってきます。
農業に人材が定着しない理由の一つだと思います。
これから種をまいて仕事を作るといっても、1か月で出来るものはそうないし、何より仕事の量はできなかった分だけたまっているのですから。
さて、話はかわって私が栽培している「埼玉青大丸なす」についての状況報告をしたいと思います。
まずは、青なす料理です。
以前に和食のお店でメニューにあり、食べたこともあります。
今度はイタリアンです。
直接お店に購入していただいたのは初めてです。
いろいろな青なす料理が広まって、知名度が上がってくれるといいですね。
さらには加工品の開発も進めています。
今日は委託をお願いしている深谷市の漬物屋さんに行ってきました。
みそ漬けはちょうど漬け始めたところでした。
また、ジャムを作っている方にもお願いをしています。
両方とも商品になることは決まっていますので、お楽しみにしていてください。
仮に「プロジェクトA(青なす)」とでもしておきましょうか。