2017年02月
「とうもろこし当日便」の危機が、種をまく前からやってきました。
先週農業資材店から連絡がありました。
内容は「味来390」の種が今年は手に入らないというものでした。
詳細は省きますが、発芽率が悪く、販売までは厳しいものだと聞きました。
他の筋にもあたってみましたが、1袋あたりの入数を増やして販売するのではないかとの情報もありました。
いずれにせよ、3月の下旬になると。
これでは、苗作りには間にありません。
うちの場合は4月以降の直播もあるので、そこに間に合えばいいのですが、販売中止となると作付け自体を考え直さなければいけません。
「とうもろこし当日便」は、「味来」という品種に限っています。
その中でも一番味が良いと言われているのが「味来390」です。
それに加え、フルーティーな甘みを持つ「味来14(ジューシー)」作っていますが、やはり「味来390」が柱となります。
初期には「味来946」も作っていましたが、今年はやめようと思っていました。
ところが、販売中止の連絡を受けたので、播種計画を大幅に見直さなければならなくなりました。
まず昨年の余りがあるので、それから播き、苗作りを始めます。
ただ、ここで2つの問題点が出てきます。
大前提として、とうもろこしの種は1年たつと発芽率がかなり落ちることです。
2点目は、「味来390」自体の発芽率が低いことです。
つまり、「味来390」の種を播いても、植えられる苗の数は少ないということです。
最悪今年度の種が入らないことを考えると、今ある在庫で1シーズンを乗り切らなければなりません。
本来なら昨年の種を苗作りに使い、直播は新しい種を使うのですが、古い種を直播にも使うように残しておくようにします。
当然予定の量がないので、その分は「味来946」など他の品種で補います。
今年度は計画から難しくなりました。
後半は「味来390」のみでしたので、他の品種だと栽培が難しくなりそうです。
ないものはしょうがないので、あるもので良いものを作っていこうと思います。
場合によっては他の品種を試験栽培する良い機会かもしれません。