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突然の風に吹かれて

2017年06月

今年のなすは終わりました。

昨日の明け方雷雨があり、なすがかなり倒れていました。

それよりも日中の強い西風が続いたのが悪かったです。

仮支柱では支えきれなかったなすは、根こそぎマルチの上に横倒しになりました。


V字支柱は畑に運んであり、支柱立てと誘引のひも張りをしようと思っていた矢先のことでした。

前回のブログでなすのトンネルをはがすのが遅れたと書きましたが、5月中は強風が吹くため手をかけられないのならそのままの方が良いと判断しました。

その代償が受粉の不十分で、これによりなすの収穫ができません。

植える感覚を狭めて本数を多くし、早く取れる個数を多くしようとしました。

その目論見は見事に外れました。いや、外しましたね。


それではがしたら今回の強風です。

前に6月中旬の台風で倒された時がありましたが、その時はひもは張ってあったので、被害はそれほどではありませんでした。

今回はひもを張っていなかったので、押さえてくれるものがなく、見事なまでに横倒しになりました。

さらには、そのせいで、分岐部から枝が裂けるものが激発しました。


17.6.2倒伏なす3


17.6.2倒伏なす


雷雨後はそれほどではなかったので(その後に比べるとですよ)、大手術を施しました。


17.6.2倒伏なす2


ですが、風が強まるにつれ、補強や立て直しをしても意味がないと判断し、対策を変更しました。

V字支柱を立て、それにひもを張って、倒れたなすを起こすという方法です。

ただ、ひもとひもの間にあるだけで、折れた枝はそのままですし、なにかに固定されているわけでもないので不安定なままです。


V字支柱を立て、ひもを張る作業は一日がかりです。

なんとか今日で終えましたが、本来は張ったひもに誘引していかなくてはいけません。


17.6.3なす支柱立て


なすの樹自体は大きく成長しているので、もう一段上のひもを張らないとです。


たった一日で状況が大きく変わりました。

あと一日あれば、と思っても、事が起きてしまったら一日が何日にもなってしまいます。

この状況なら先が読めてきます。

よほどのことがない限り、いろいろな面において盛り返すことが難しいでしょう。

でもなすは収穫します。

特に青なす。新たな展開を考えていましたが、資金面で厳しくなってしまいそうです。