2017年07月
少し遅れてしまいましたが、「週刊とうもろこし当日便17」をお届けします。
トピックスとしては、7月2日に浦和駅で開催された「県庁朝市」があります。
他は、枝豆を始めとする作物の状況や、畑の状態、そして今号が遅れた原因、さらには16日の日曜日開催の「県庁朝市」のボランティア募集までありますので、どうぞ最後までご覧ください。
まずは浦和駅での「県庁朝市」の様子からお話しします。
浦和駅での販売は「県庁朝市」の出張版として、数年前から年2回ほど開催しています(今年は2月に開催し、今回で2度目です)。
今回はサトルファームとしても野菜の種類が豊富な時期で、なおかつ主力商品の朝どりとうもろこしもたくさん持っていきました。
普段の「県庁朝市」ですと、本庄を6時過ぎに出発しなければいけないので、朝に収穫できる量は限られます。
浦和駅での販売は、県庁が9時なのに対し、11時からなので、時間に余裕がある分だけ多くの野菜を持っていけます。
今回は朝どりとうもろこしの他に、同じく朝どりのなす、それから青なす、枝豆、トマトを持っていきました。
加工品は、埼玉青なすのみそ漬となら漬、青なすのジャムを揃えました。
販売は17時まででしたが、とうもろこしは午後に入ると、夕方を待たずに早々に完売しました。
せっかくだからと生で試食を出すと、お客様は「えっ!これ生なの!?」と驚いて、続けて「おいし~」と言ってくれます。
すると私も私もと人だかりが生まれ、にぎわいを増しました。
ありがたいことに試食をしたほとんどの方が購入してくれました。
価格は1袋2本入り500円、1本200円と決して安いものではありませんでしたが、それにもかかわらず、むしろ高い方から売れていきました。
友人にお土産にとたくさん買ってくれたお客様も多くいました。
とてもありがたく、生産者にとって、お客様と触れ合い話し合えるいいイベントです。
さて、現在収穫しているものはこちらです。
とうもろこしは作付けも減らしているので、それほど多くはありません。
青なすも収穫量が増えてきました。
何度か話題に上った枝豆もようやく適期収穫できるようになってきました。
これには理由があり、実は学校給食を扱っている方からお話をいただき、例のコンテナに掘ったままの形でたくさんご購入していただきました。
学校では生徒がもいで、それが給食で出されるみたいです。
畑での姿そのままの方が良いというので、掘りっぱなしという条件で納品できました。
おかげで今の枝豆は食べごろです。
コンテナ山盛り一杯はまだやっていますので、欲しい方はお声がけください。
さて、畑の様子ですが、こちらはひどいの一言です。
草が伸びているのは当然としても、農業を始めた時から欠かしていない緑肥の栽培が全くできていません。
雑草という名の緑肥です。
言い訳すると、とうもろこしの作付けを増やしたのもありますが、私自身が農作業以外の用事で出かけることが多かったためです。
かなり反省しています。
作物の収穫と管理が重なっている時期は、農作業に集中しないといけないと嫌というほど思い知りました。
それもあって、今期考えていた「青なすカレー」の商品化を先送りにしました。
「週刊とうもろこし当日便17」が遅れたのも、疲れが出たので2日ほど休んだためです。
周りからもちょっと無理なんじゃないのという声がちらほら聞こえ、自分でもそう感じたので、来年のこの時期は少しおとなしくしていようと思います。
最後に今週末の16日の日曜日に行われる「県庁朝市」のボランティアの募集です。
簡単に内容を説明しますと、「県庁朝市」での販売のお手伝いをしてもらいたいということです。
今回私しか行けなく、またかき氷などのイベントに役員で対応することもあるので、人手が欲しいと思っています。
私が本庄を6時過ぎに出発しますので、それまでに自宅に来ていただける方、もしくは国道17号を通っていきますので、その周辺の方でしたら途中で拾うこともできます。
それか現地集合、現地解散です。
あくまでボランティアですので、野菜くらいは差し上げますが、お金は発生しません。
難しい仕事ではないので、そのことを了解していただき、農業に興味がある方がいましたらご連絡ください。
最後に、ちょっと生意気なこと言いますが、私は農作業においてはボランティアは使いません。
働いていただくからには、正当な報酬をお支払いします。
だってただで働いてもらったら、私は賃金を支払って経営していくことが難しいです、って言っているようなものだと思うんです。
そこに甘えていたら、農業の賃金を他産業並みにするのは難しいと考えています。
うまく労働力を使い収益を上げ、それを働いてくれた方に還元していかないと、いつまでたっても人の集まる業界にはならないでしょう。
まあ、そんなこと言っても自分一人すら管理できていないんですけどね。
野菜を育てる環境だけでなく、いずれは経営者として人を育てる環境も整えていきたいです。
それよりもまずは、自分がへばらない環境からですね。